私が暮らす東京も梅雨入りしました。ジメジメ鬱陶しい季節となりましたねぇ。夏が待ち遠しいと思いながらも、最近は梅雨の時期を快適に過ごすグッズが数多く販売されています。傘、レインコートやブーツ、除湿器に高性能布団掃除機......ついつい欲しくなってしまいます。しかしちょっと待った! その前に日頃、皆さんが使用している傘をもう一度見直しましょう。
できるあなたは、ビニールを避ける
(1)ビニール傘はビジネスシーンではNG
確かに突然の雨には非常に役立つビニール傘。しかし、ビジネススーツとの相性はいまいち。なぜならば、ビニール傘はあくまでも雨を一時的にしのぐという機能に特化したものだからです。ビジネスシーンではカジュアルな印象を与えてしまいます。
万が一紛失しても廉価品ゆえに惜しむ気持ちも少なく、玄関先にあるとつい手にしてしまいがちですが、ここは「できるビジネスパーソン」を演出するためにも、自宅から傘を持って出る際には、ビニール傘以外のものにしましょう。
(2)体格に合った大きさを選ぶ
「大は小を兼ねる」という言葉どおり、傘も直径の大きなものを選びたくなりますが、さす人の体格と合っていないとバランスが悪いです。一般的には、「身長マイナス100センチ」のサイズのものがバランス良いとされています。傘のサイズ表示は、開いたときに布地をぴんと張らせる「親骨」の長さだそうです。
小柄な私の場合、57~60センチがベストですが、たまに大型の70センチ以上を持つと、重いのはもちろん、風にあおられてフラフラ歩きになることも。周りから見たら、小学生が大きな傘をもって危なっかしく歩いている感じでしょうか。よって傘に関しては、必ずしも大きいほうが良いというわけではありません。
人に不愉快な思いをさせない
(3)柄の持ち方にも気をつけて
閉じた傘の手元の柄はどちらを向けて持っていますか? 正しくは柄の先の部分(カーブを描いた先頭部分)を手前に持つのが正しい持ち方です。
このように持つと傘の先端が自動的に自分の体側に向きます。満員電車などで傘先から垂れる雨のしずくを前の人にかけずにすみます。人の傘のしずくが自分の足にかかり不快な経験をした方は多いと思います。持ち方ひとつで防ぐことができますので、ぜひ実践してみてください。
(4)傘はまっすぐ持つのがカッコいい
階段を昇り降りする際に前の人の持った傘の先端が自分に当たりそうでヒヤッとした経験はありませんか? どのような場面でも、傘は垂直にまっすぐ持ちます。これだけでスマートな印象を与えます。
衣服や靴、鞄にこだわるのと同じように傘にもこだわりましょう。購入する時は少々高いと感じても、その分愛着がわきます。TPOに合わせた傘を何パターンか用意をして、その時の気分で傘選びをするのも楽しいと思います。
梅雨の時期、少しでも快適に、そしてオシャレに見えるよう心掛けていきましょう。(篠原あかね)