鬱陶しい時季こそ傘にこだわろう そのポイントをおさらいして

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人に不愉快な思いをさせない

   (3)柄の持ち方にも気をつけて

   閉じた傘の手元の柄はどちらを向けて持っていますか? 正しくは柄の先の部分(カーブを描いた先頭部分)を手前に持つのが正しい持ち方です。

   このように持つと傘の先端が自動的に自分の体側に向きます。満員電車などで傘先から垂れる雨のしずくを前の人にかけずにすみます。人の傘のしずくが自分の足にかかり不快な経験をした方は多いと思います。持ち方ひとつで防ぐことができますので、ぜひ実践してみてください。

   (4)傘はまっすぐ持つのがカッコいい

   階段を昇り降りする際に前の人の持った傘の先端が自分に当たりそうでヒヤッとした経験はありませんか? どのような場面でも、傘は垂直にまっすぐ持ちます。これだけでスマートな印象を与えます。

   衣服や靴、鞄にこだわるのと同じように傘にもこだわりましょう。購入する時は少々高いと感じても、その分愛着がわきます。TPOに合わせた傘を何パターンか用意をして、その時の気分で傘選びをするのも楽しいと思います。

   梅雨の時期、少しでも快適に、そしてオシャレに見えるよう心掛けていきましょう。(篠原あかね)

篠原あかね(しのはら・あかね)
リクルートにて企業研修アシスタント、金融機関等での役員秘書を経てビジネスマナー講師として活動。2011年よりスマートコミュニケーションズ代表。ビジネスマナー、コミュニケーション、CS向上等の企業研修のほか、自身の宴会幹事経験をもとに「愛される宴会部長セミナー」も主催。著書に『宴会を制する幹事は仕事も制す。』『マンガ 黄金の接待』(監修)などがある。お客様や社内で愛されキャラになるコツを悩める社会人へ発信中。
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