外見ふんわり、中身しっかり
(3)について、宮本さんの言う「可愛いままで」とは、「自分を変えることなく、すごい人になろうとするのでもなく、また片意地をはって男性と競おうとするのでもなく、女性である自分のそのままの姿で」というイメージなのだそうだ。
宮本さん自身、以前は自分のことを「かっこよくてカジュアル」な女性だと思っていた。しかし人から「甘い」印象を持たれているとわかり、自分のブランディングを「可愛い」ほうに寄せ、「外見はふんわり、中身はしっかり」のフレーズで起業の仕方を表現するようになったという。それから現在の「可愛いままで」というコンセプトが確立され、自分の色を出すことで成功につながった。
本書は、宮本佳実さんが憧れの働き方に到達するまでにどう考え、どう行動してきたかを、「映画『ビリギャル』を観る」「SNSに依存しすぎない」「誰も支配しない、誰にも支配されない」といった72のリストに従って紹介している。(MM)