一発で店と顔を覚えちゃう
回答者からは、
「落ち着いた感じの声、を心がけるよりは言葉遣いや話し方に気を使った方がいいかもしれない。カン高い声で早口だと余計にアニメっぽくなるし」
「就職のときに落ち着いた声を出すようにすればいいと思いますけどね...きっとよく通る声なのでしょうし、私はかわいい声の方は本当に羨ましいです」
など、親身のアドバイスが寄せられたほか、
「そう言う店員さんがいたら一発でその店と顔を覚えちゃいますね。強烈なキャラクターは時としてその店の広告塔になったりするものです。店としてはお客さんの頭に店の存在が記憶されると言うことは嬉しい事だと思いますよ」
と、「アニメ声、いいじゃん」と押す声も。一方で、
「一般的に企業の面接官はアニメ声がお好きではないようなので、就職先には苦労するかもしれません」
と、ちょっと恐ろしい予言も書き込まれている。
世の中には「アニメ声」ゆえに面接で苦労した人も実際いるようだ。
ヴォイスティーチャーの白石謙二氏が著書『実践一目置かれる声の出し方・磨き方』(14年7月発売)で、高めの通る声で「アニメ声」と言われたこともあるという21歳女性の体験談を紹介している。
その女性は就活を始める際、大学の就職課の担当者に「君の声はわざと出しているの? 面接ではあまり受けがよくないから、もっと普通に話したほうがいいですよ」と言われたそうだ。面接を受けると「面白い声してるねえ。声優に向いているんじゃない?」「もっと落ち着いて話せないのかな」などと言われ、好感触をつかめなかったという。
悩んだすえ、彼女はボイストレーニングを受けることに。落ち着いた声を手に入れると、声の響きも良くなり、みごと第1志望の企業から内定をもらったそうだ。(MM)