主要7か国(G7)首脳会議(伊勢志摩サミット)が2016年5月27日、閉幕した。同日、オバマ大統領が現職の米大統領として初めて広島市を訪れ、原爆資料館を訪問、平和記念公園で献花しスピーチを行ったことも大きな話題となった。
駅構内ではポイ捨ても
サミットが始まる前から、全国各地で警備の影響が報告されていた。特に駅での厳戒態勢は、多くの人が実感しただろう。
ツイッターでは、
「いつも朝通勤中にエスカップ飲んで、乗り換え駅ホームの自販機のゴミ箱にビン捨ててたんだけど、今朝見たら特別警戒中のためとかでゴミ箱が封鎖されてた...」
「サミットの警備でロッカー封鎖されてるのかキツかった。会社までスーツケースをゴロンゴロン連れて行ったよ...」
と、ゴミ箱やロッカーが使用できなくなったことに戸惑いの声が。
当然、行き場を失ったゴミがすべてマナーよく持ち帰られたわけでもなく、
「JR駅の自動販売機についてるゴミ箱前、案の定ゴミだらけとなる」
「ホームにビニル袋を持った駅員がウロウロ。何をしているのかと思ったら、自販機周辺に放置された空き缶とかペットボトルを回収していた」
といった事態も起きていたようだ。
マイカー通勤にも打撃
仕事に影響があったビジネスパーソンもいるようだ。開催地とは離れた首都圏からも、
「ヒルズの警備態勢がすごい。仕事するだけなのに荷物チェック、、」
「ここ最近は会社の周りに警官がぽちぽちと立ってます。横田基地のすぐ近くなので米国政府の政治家が日本に来る時は横田基地には来なくても警察官が警備に来ますのでマイカー通勤者はうーんな感じみたい」
との報告があった。
サミット期間中は仕事ができなかったという極端なケースもあったようだ。
「三重県、検問とか渋滞とか場所と時間によっては路の対面のコンビニ行く事も制限されるとかバカな事になってるので仕事お休み~♪」
「友人が『旦那が土木関係の仕事やってるんだけど、警備の関係で5日間も国から仕事中断くらってさー。仕事ないから家にいるのは仕方ないけど、その分の給料補償してくれんのかね』って言ってた」
何事もなくサミットが終わったのは厳戒警備のおかげであったのだろう。市民も我慢したかいがあったというものだ。改めて、警備にあたった皆さん、そして不便を感じながらも毎日仕事に励んだ皆さん、お疲れ様でした。(MM)