企業も人間不信に
どうせ歩留まりが悪いから、と内定者の数を増やしたり、選考を1期ではなく複数に増やしたりして対応しようという企業も増えています。「学情」の内々定率速報(5月20日発表)によると、内々定率が国公立大文系27.0%、私立大文系29.9%、国公立・私立理系28.8%。昨年に比べ3~12%ほど増加しています。やはり選考解禁時期の変更が影響しています。
一方、入社意思ありの割合は国公立大文系8.4%、私立大文系8.4%、国公立・私立理系11.3%。それぞれ、低い水準にとどまっています。
学生に振り回されてばかりいる企業の採用担当者は次のように話してくれました。
「学生からの内定辞退や選考のドタキャンで、人間不信になりそうです」
うん、まあ。昔から言うじゃないですか、
「戦争と恋愛は~(以下略)」
(石渡嶺司)