自己PRを志望動機に混ぜる
それでは、ネタがない学生はどうすればいいでしょうか。
就活本を色々読んでみたところ、『凡人内定完全マニュアル』(武野光、ポプラ社)に書いてある自己PR型志望動機が一番、自然かつ受け入れられやすい、と感じました。
簡単に言えば、「自分は×××という人間性を持っている→それを役に立てられると思ったから志望した」という具合に、自己PRを志望動機にかなり混ぜるやり方です。
これに、企業研究(仕事の内容など)を混ぜるのもあり。「志望先の企業にとって役に立つと思った」と強調するあたりがポイントです。仕事の内容を変えるだけで使い回しがきくので、量産できるのもメリットです。
デメリットは、自己PRとの書き分けでしょうか。それと、志望動機としては、企業についての話がない分、なんとなく気持ち悪さを感じてしまうかもしれません。が、自己成長ネタ、製品が好きネタなどに比べれば、はるかにましです。
『凡人内定完全マニュアル』は武野さんが学生を指導した経験を元に書かれたものです(下ネタもそれなりにあり)。気になる方はご一読ください。(石渡嶺司)