一流に上りつめる人の3つの特徴
みんな最初から一流であるわけではない。失敗し、経験を積み、成功体験を重ね、泣きながら修業し、スパイラル階段(リーダーシップスパイラル上昇理論)を上り、やがて一流にたどり着く。最初から、心が折れないわけではないのだ。
それでは、これら人々にはどんな特徴があるのか。
(1)ハードワークストレスを楽しむ
旧海軍のエリートのスケジュールは「月月火水木金金」。休日なしの、ハードワークだった。エリートたちは、ハードワークは自分を鍛える道場であり、夢の実現のプロセスと考えていた。成果を上げている一流のリーダーも、ハードワークストレスを楽しんでいる人が多い。
(2)ネガティブ感情への対応がしっかりできている
疲労感、うつ気分、自己の能力に対する否定感情、自責、そしてその悪循環。そうした連鎖が出ないように断ち切る方法を身に着けている。
(3)ストレスの兆しが出たらすぐ対処する
最新のストレス科学研究の教えるところでは、ストレスが増加し始める兆しは3つある。(1)期待外れでがっかりする、(2)イライラする、(3)仕事がうまくいかない。この3つのストレスを感じたら、対処行動コーピング(呼吸法を試みる、10分くらい散歩する、気持ちを切り替えて少しほかのことをしてみる)などを行うのがいい。
心がけて実践してみるといいだろう。(佐藤隆)