手本が手本だと
新入社員は、お客様はもちろん、職場の上司や先輩からも注目される存在です。「今年はどんな社員が入ったのだろう?」と興味津々。だから、マイナス要素、突っ込まれる要素は少なくしておくほうがよいのです。追い追い、職場で先輩方の様子を見ながら、「あ~、この程度までは大丈夫なんだ」と確認が取れたら、自分もワンアイテムずつカジュアルダウンしていけばよいのです。
私は、新入社員研修後にフォローアップ研修をよく行いますが、時々「レッドカード」を出したくなるほど見事に変身している女性社員を見かけます。不自然なつけまつげやボリュームアップマスカラ、派手なデザインのネイルアート、薄手の淡い色でインナー(下着)が透けて見えるシャツ......。
理由を聞くと、「職場の先輩女性社員がそのようにしているから」。う~む、お手本にする先輩を間違えたのかも?!
役員や人事の方に確認すると「会社としてはアウト」なのです。先輩がいわゆるお局系社員だと誰も注意できないのですね。新入社員の皆様、お手本にする先輩は大事ですよ。
そして上司や先輩となる皆様には、この時期、良きお手本となるような服装をお願いしたいと思います。何事も最初が肝心。最初の経験が後々に影響を与えます。
今年のフォローアップ研修では「レッドカード」を出したくないな~と思う私なのでした。(篠原あかね)