少なからず案じる声
これまでのセブン&アイの経営は、鈴木氏の強いリーダーシップによりトップダウンで進められてきた印象が強い。その「カリスマ性」こそが成功の源泉だと考えている人が少なくないようで、ネットからは、カリスマなき「セブン」の将来を案じる声が漏れ聞こえてくる。
井阪新社長のインタビュー記事などを受け、ツイッターでは、
「カリスマの鈴木さんが創ったセブンをサラリーマン社長にやらせたらどの道上手くいかない気がする。新しい発想や哲学がサラリーマン社長にはないからね」
「どうなるかな。成長止まるかな」
「スピード感はだいぶ遅くなりそうですね」
といったつぶやきが散見される。
「前任者をかき消すくらいの思い切った企業経営を期待したい」
と、風通しがよくなることへの期待がある一方、
「やっぱり新体制のもとでヒット商品、サービスを生んでから語ってもらわんとね」
などのシニカルな意見も聞かれた。
新たな経営体制は、2016年5月26日の株主総会を経てスタートする。(MM)