「爆買い」追い風にマツキヨが2期ぶり最高益 免税店拡大が奏功

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   ドラッグストア大手のマツモトキヨシホールディングスは、2016年3月期連結決算で営業利益が270億円程度(前期比53%増)になる見通しだと、日本経済新聞社が16年4月26日に報じた。従来予想を約30億円上回り、2期ぶりの最高益となる。中国人の「爆買い」などインバウンド需要を捉えたことが、収益を大きく押し上げる形になった。

訪日外国人に特化

インバウンド風に帆を揚げて
インバウンド風に帆を揚げて

   同社は15年11月、免税店舗の拡大や訪日外国人に特化した店舗の展開などインバウンド需要への積極的な対応が奏功、売上高増に寄与したとして16年3月期の業績予想を上方修正すると発表していた。

   訪日客向けの免税店舗は、首都圏・関西圏に留まらず、九州などの繁華街や観光スポットなどにも拡大。26日の日経報道によると、免税対応店舗の割合は、グループ全約1550店舗のうち、15年度末の8%から20%ほどに増加したという。

   決算発表は5月12日に予定されている。

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