2016年3月の転職求人数が前月から2.2%増え、16か月連続で調査開始(2008年1月)以来の最高値を更新したことが、求人サービス大手のインテリジェンスが運営する転職サービス「DODA(デューダ)」の調べでわかった。同社が4月11日に発表した。前年同月比でも42%多かった。
業種別では、「IT・通信・インターネット」「メディカル」「メーカー」「商社・流通」「小売・外食」「サービス」の6業種で求人数が増加。なかでも、「メディカル」(前月比9.1%増)、「商社・流通」(同3.9%増)が大きく伸びた。
職種別では、「技術系(化学・食品)」を除く10の職種で求人数が増加。とくに「専門職」(前月比7.1%増)、「技術系(メディカル)」(7.0%増)が増えた。
なお、3月の転職求人倍率は前月比で横ばいの1.10倍。転職希望者数は前月比1.9%増、前年同月との比較では60.5%増となり、7か月連続で最高値を更新。DODAは、「3月に入り、新たに募集をはじめる求人の増加幅は落ち着きをみせていますが、継続的に募集をしている求人が引き続き多い状態。転職希望者にとっては売り手市場が続いています」としている。