「奨学金返済」肩代わりする企業 残高100万円まで出すところも

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会社説明会の様子は一変

   実際、この制度が発表されると、説明会の予約が増えました。

   タイムリーにNHKなどが取り上げたということもありますが、

「去年は回によっては10人も来ない日があり、しかも無連絡欠席もそれなりにありましたし。しかし、今年は満席表示が続いていますし、無連絡欠席は数人程度しか出ていません」(大野マネージャー)

   私が同社を取材した日は会社説明会開催日だったのでそちらも見学させていただいたのですが、ドタキャン(無連絡欠席)ゼロ。さらに、逆のドタ参(満席表示が出ていても直前に連絡して参加)が4人もいました。

「この奨学金返済支援制度だけで、というわけではないと思います。本社移転(2016年2月、品川シーズンテラスに移転)もあるはずです。ただ、採用活動好転の一つには間違いなくなっていますね」(大野マネージャー)
石渡嶺司(いしわたり・れいじ)
1975年生まれ。東洋大学社会学部卒業。2003年からライター・大学ジャーナリストとして活動、現在に至る。大学のオープンキャンパスには「高校の進路の関係者」、就職・採用関連では「報道関係者」と言い張り出没、小ネタを拾うのが趣味兼仕事。主な著書に『就活のバカヤロー』『就活のコノヤロー』(光文社)、『300円就活 面接編』(角川書店)など多数。
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