ソクラテスに学ぶストレス・コントロール やろうと思えば今日からデキる

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人に感謝し、身体を動かす

   若い体力の秘密については?

「遅く帰ると、女房が箒の柄の部分で、足や頭を叩くんです。だから叩かれないように横に避け、ジャンプして足を叩かれないようにしています。」

と、すべて奥さんのおかげと考え感謝している。

   アルバート・エリスの認知理論のとおり、同じストレッサーがあっても「認知(受け止めかた)」によりストレス反応は異なります。

   哲学者ソクラテスの妻「クサンチッペ」は有名な悪妻です。ハァさんは、クサンチッペ的奥さんと暮らしていても「自分が健康なのはストレスを与えてくれる奥さんのお蔭」と感謝しています。自己成長の糧と思って暮らしています。だから職場では「ソクラテスのハァさん」と呼ばれているのです。一方、奥さんの方は、運動不足と栄養過多で「メタボ」になったそうです。

   ハァさんのように人に感謝し、身体を動かして暮らすことが、一瞬にしてできる最強のストレス・コントロール方法のようです。(佐藤隆)

佐藤隆(さとう・たかし)
現在、「総合心理教育研究所」主宰。グロービス経営大学院教授。カナダストレス研究所研究員。臨床心理学や精神保健学などを専攻。これまでに、東海大学短期大学部の学科長などを務め、学術活動だけでなく、多数の企業の管理職向け研修にも携わる。著書に『ストレスと上手につき合う法』『職場のメンタルヘルス実践ガイド』など多数。
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