職場で超モテ、「ソクラテスのハァさんと呼ばれた男」
ハァさん(男性、事務職)は、不惑の年を過ぎた。若い時に胸の病を患い、昇進からは遅れている。
後輩の若いパワハラ課長の下で、顎で使われても、文句ひとつ言わず、上司を助けて、良く働いている。
本来ならば、ハァさんが上司になってしかるべきだが、一度も愚痴をこぼしたことがない。
ハァさんは、若い女子社員に持てる。バレンタインデーに他部署の女子社員からもチョコレートが山ほど届く。
ハァさんは、会社の健康体力テストで、敏捷性も含めて最優秀だった。
人にやさしく腰も低く謙虚だ。
仲間が、ハァさんに「どうして腰が低く、元気なのか?」と聞いた。ハァさんは「女房のおかげです」と答える。「家では、私が洗濯、掃除、家事をしています。雨が降っても取り込まなくてもいいように部屋干しです。移動は、すべて腰をかがめて動きます。会社でもつい、腰をかがめて歩いているだけです。ははは・・・」と。