今の日本では、昔のように「物理的ストレス」で、飢餓に苦しんだり、猛獣に襲われたり、凍死したりするような危険はあまりありません。
物理的ストレスは少ないはずですが、今度は「心理社会的ストレス」が増加しているのが現代です。厚生労働省の「ストレスチェック義務化」の対象も、「働く人の心理的負荷」なのです。
受け止め方次第で「都会のジャングル」に
「心が苦しいよ・・・」と、いうことです。
しかし、心理的負荷を与える要素は無限にあると言ってもいいのです。例えば、
「嫌で生意気な、恩忘れサル的ずるがしこい部下」
「『水を飲むときは、井戸を掘った人のことを忘れてはいけない』という格言など無視の若い世代の増加。あんなに面倒見たのに、許せない」
「わけのわからないことを言いまくる。反論しようものならかみつくようなライオン上司」
「癒しを期待する、配偶者からは『安月給取り』となじられる」
「『掃除、洗濯、育児』は押し付けて、やれ飲み会だと遊びまくる配偶者」
「謝れ、としつこいネチネチお客様」
などなど。
安全な職場も「心理的受け止め方」次第では「都会のジャングル」となり、同僚や上司も、蛇、豹、クマ、サメのように思ってしまう。