2017年卒学生の就職活動が解禁になった(16年3月1日)。就活に臨む学生たちは今、これから控えている面接に戦々恐々ではないだろうか。
面接の場で独特な質問をされたり、イラッとするような対応をされたりしたら、友達に愚痴りたくもなるだろう。ただ、SNSへの投稿は要注意だ。もしかしたら当該の面接官が見ているかも・・・。
「仕事とプライベートを結び付けるな」と非難も
面接に関する以下のツイートが話題になっている。
今日大手企業の人事の方とお話する機会がありました
— が(ルパン)@Finland (@Asena0330) 2016, 3月 2
私「なんで面接で変な質問するんですか?」
人事の人「変な質問されたらSNSで言いたくなるでしょ?」
私「そうですね」
人事「そうすれば検索しやすくなるからだよ」
これから就職される方は変な質問されてもSNSに書き込まないように
これに対し、他のユーザーからは「うわぁ怖い」「気をつけなきゃ」など怯える声に加え、
「一般常識としてこんな事する人は職務上知り得た秘密を守れなさそう」
「普通は書き込むものではない、というのが理解出来てないんだなー、若い世代は。そもそもネットは身内だけしか見れない場所じゃないってのを、よくよく理解しないとね」
など、SNSに書く方が常識知らず、という厳しい意見も寄せられている。
一方で、
「こえーなあ、いまの時代はSNSで就職希望者の身辺調査するのか。もう夜警国家だなw 民間が率先して秘密警察みたいなことやってるんだねー」
「検索までして仕事とプライベートを結び付けるなよ。両者は100%切り離されるべきで、そんな姑息な真似をする企業なんぞ碌でもない」
など、人事のやり口を非難する声もあり、盛り上がっている。
あわれSNSの書き込みで不採用の例も
コラムサイト「ウレぴあ総研」では、現役の人事担当者が「面接者の『書き込み』が選考を左右した実例」を紹介している(2013年3月11日)。
面接終了時点では次のステップに進めるはずだった学生が不採用になった。面接で質問された内容をSNSに書き込んでいたことが理由で、面接官同士で「だめだよね。ネットにうちの情報とか書き込みする人は」という話になり、「採用した後に会社の情報を漏らすかもしれない要注意人物」に認定されてしまったという。
こうしたやり方には賛否あるようだが、まさに就活中という人たちは、万が一の後難を恐れてSNSでは面接の内容の投稿は控えたほうがいいかもしれない。(MM)