春闘ベア、正社員より契約社員に手厚く 「士気高める狙い」のあの菓子メーカー

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   2016年の春闘交渉で、カルビーは賃金水準を底上げするベースアップについて正社員よりも契約社員を手厚くする。正社員で月平均1%(3200円)引き上げ、雇用期間に定めのある契約社員は2%引き上げることを、3月9日に決めた。カルビーでは契約社員も労働組合に加入しており、労組は契約社員も含むベアを要求していた。

契約社員のベアは3年連続

契約社員も労組加入
契約社員も労組加入

   契約社員のベアは3年連続。契約社員は、同社のアンテナショップや工場の生産ライン、営業担当の支援などの仕事に就いている。ベアの対象は約1600人で、時給や月給を引き上げる。同社は、「数年前から(契約社員に)手当を含め、手厚くしています」と話す。社員の約半数を占める契約社員の士気を高める狙いがある。

   一方、正社員のベアは2年連続。課長職以上を除く約1500人の社員が対象になる。

   カルビーの2015年4~12月期連結決算は、純利益が前年同期比14%増の133億円。同期としては過去最高だった。

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