「話の分かる」課長の悲しい酒 「飲みニケーション」が招いた悲劇
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働く人々の多数が軽症のアルコール依存予備群の危険

   あなたは大丈夫ですか?楽しいはずの「飲みニケーション」も、A課長のように、慢性化するとリスクが高まります。ある調査では、働く人々の多数が軽症のアルコール依存予備群の危険があると警告を鳴らしています。

   仕事の「飲みニケーション」が、じつは「静かなるアルコール依存」を形成していることもあります。悲しい酒にならないように、以下の5か条を参考に、注意をし、健康飲酒にしましょう。(佐藤隆)

【メンタルヘルスから見た、「良い飲みニケーション」の5か条】
1:「飲みニケーション」は、「特急」のぞみ(飲んだら止まらない)ではなくて、「各駅停車のこだま」で行こう。
2:酒の上だから・・・と言って、自分自身を大目にみることをなくそう。毎日飲みたくなったり、飲んで記憶がなくなったり、他人とトラブルを起こすようだと要注意。
3:宴会や、縄ノレンで一杯のときは楽しい雰囲気づくりのためにも、他人に酒を強いることはやめよう。
4:重要な仕事の話は酒席ではせず、業務中にしよう。
5:翌日にアルコールが残らないように、短時間、適量飲酒にしよう。

佐藤隆(さとう・たかし)
現在、「総合心理教育研究所」主宰。グロービス経営大学院教授。カナダストレス研究所研究員。臨床心理学や精神保健学などを専攻。これまでに、東海大学短期大学部の学科長などを務め、学術活動だけでなく、多数の企業の管理職向け研修にも携わる。著書に『ストレスと上手につき合う法』『職場のメンタルヘルス実践ガイド』など多数。
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