1日の労働時間を20分短縮 味の素、ワークライフバランス推進で労使合意

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   味の素は2016年春闘の労使交渉で、社員の所定労働時間を1日あたり20分短縮することで労働組合と妥結した。3月9日、NHKなどが報じた。

   月額給与を一律に底上げするベースアップは行わないものの、労働時間を短縮しながら基本給を維持するため、実質的には月1万4000円以上のベアに相当するとしている。短縮後の所定労働時間は1日7時間15分となる。

   味の素は2年連続でベアを実施。16年の春闘交渉では、労働組合側がワークライフバランスの推進のため、ベアではなく労働時間の短縮を求めていたこともあり、これに応じた。1日20分の短縮で、年間の所定労働時間は80時間の削減となる。

   2017年度から実施する。

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