「若者は会社の飲み会が嫌い」は幻想? ギスギス職場が生まれ変わったワケ

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一緒に食事をしたり、お酒を飲んだりする頻度が増える

   従来の地元店舗と、東京近郊の新店舗の違いをまとめると以下のようになります。

   1:従来店は自宅から通勤。新店は借り上げ社宅から通勤(一部自宅勤務者あり)。

   2:従来店は基本、家族と同居。新店は基本一人暮らし。

   3:従来店はマイカー通勤。新店は、電車あるいはバス通勤。

   「1」で注目すべきは、部屋こそ違えどもスタッフの大半が同じ場所から通勤し、職場も自宅も同じ環境を共有し、共通の話題が増えたであろうこと。

   「2」では、一人暮らしになったことで、身近な話し合い相手として職場の仲間の存在が近くなったであろうこと。

   また、「3」では仕事帰りに複数のスタッフが一緒に帰宅できる。それにより一緒に食事をしたり、お酒を飲んだりする頻度が増えるようになったこと。

   「1」は間違いなく、住環境にかかわる共通の話題が増えることになります。「2」は、私も一人暮らし学生が多い地方での大学生活で経験がありますが、「遠くの親戚より、近くの友」であり、自宅生よりも間違いなく一人暮らし同士の関係は近しいものになります。「3」は、行き帰りが確実に一人という車通勤の最大の弱点。突然の寄り道はまず起こらないのです。

大関暁夫(おおぜき・あけお)
スタジオ02代表。銀行支店長、上場ベンチャー企業役員などを歴任。企業コンサルティングと事業オーナー(複合ランドリービジネス、外食産業“青山カレー工房”“熊谷かれーぱん”)の二足の草鞋で多忙な日々を過ごす。近著に「できる人だけが知っている仕事のコツと法則51」(エレファントブックス)。連載執筆にあたり経営者から若手に至るまで、仕事の悩みを募集中。趣味は70年代洋楽と中央競馬。ブログ「熊谷の社長日記」はBLOGOSにも掲載中。
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