私は、カンボジアの首都プノンペンに住んでいます。
3、40年前は大虐殺が行われ、20年くらいまではそのへんに地雷が埋まっていたような街。
しかし、2014年に巨大なイオンモールができるなど、街は急激に発展しています。
特に、2015年から、その発展のスピードは加速度を上げており、気がつくと次々に新しいことが起こっています。
2年前は露店の市場
2014年に始めた研修プログラム、サムライカレープロジェクト。
初期の頃、プノンペンに慣れるためのミッションのひとつに「はじめてのおつかい」というものがありました。
サムライカレー店舗から徒歩数分のところにある、アジアらしい、露店の市場。
ここでは、肉、野菜、花、魚などなど、いろいろな食品が売っています。
そして、そんななか、クメール語で書かれたメモだけを持って、「はじめてのおつかい」にいくわけです。
クメール語文字は読めないので、どこで買えばいいかわかりません。そこで、カンボジア人の人たちにメモを見せて、どこの店で買えばいいかを聞き、お使いをしてくるわけです。
こうやって、カンボジア人とコミュニケーションをとる練習をするのです。
そんな市場も2015年のある日、全て撤去され、見事にまっさらな原っぱになっていました。
その後、建設会社が囲いを作り、なにやら工事を始めました。
まるで六本木ヒルズ!?
そして、2016年。この工事現場の完成予想模型と、モデルルームが近所にできました。 その、完成予想模型がこれです。
もう、なんというか絶句です。
露店市場が六本木ヒルズ風高層ビルに・・・。
説明によると、
「地上4階まではイオンモールみたいなショッピングモールになります。その上が、スカイガーデン。さらにその上に4本のビルが建ち、3本が住居、1本がオフィスビルと5つ星ホテルになります」
模型をみると、まわりを5車線の道路が囲んでいます。
いまは、アスファルト舗装もきちんとされていない、車2台分くらいの道路しかないのですが、どうやって作るのでしょうか・・・。
こんな感じで、プノンペンの街にはそこかしこに、異次元空間のような建築物が建築され始めています。はたしてこれが全てきちんと完成するかは定かではありませんが、2年後は、もう全く別の街になっているでしょう。
私は、サムライカレーに来てくれた研修生たちに必ずこう言っています。
「2年後、4年後・・・と、定期的にこの街に遊びに来て下さい。今回活動した街が、どんどん変化していく姿を、リアルタイムで分かるからです。成長って何かがすごくよくわかる201●年のプノンペンで活動をしたことは、みなさんの財産になりますよ」
もちろん、成長が頓挫する可能性もありますが、それもひっくるめて「変化」を楽しめるこの街にもうしばらく住んでみることにします。
そんなプノンペンの街で起業体験をする研修プログラム、サムライカレープロジェクト。
3/12(土)に東京で無料説明会やります!(森山たつを)