面接で聞かれる「挫折体験」 「この程度の話」で通用しますか?

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   3月1日から、17年卒の採用活動が「解禁」された。実際は、6月の「面接解禁」を待たずに、内々定を出す企業が目立つ、との報道もある。すでに「エントリーシート(ES)」の作成や、面接対策に追われる学生も多いだろう。

   質問サイト、OKWAVEには、就活生からの、こんなお悩みが寄せられていた。「面接で聞かれる挫折した経験・・・」(2016年2月19日)。確かに、ESや面接で、問われることの多い「挫折体験」。何をどう答えれば、印象アップにつなげられるのか。

「漫画家になる夢を諦めた」

「挫折経験」と言われても・・・
「挫折経験」と言われても・・・

   投稿したのは、「来月(16年3月)から本格的に就職活動が始まります」という大学3年生。

   「面接などでよく聞かれる『挫折した経験』について、どう答えたら良いのか」悩んでいる。

   投稿者は、「小さい時から漫画家になりたくて、中学生の時実際に雑誌に投稿したり、SNSで絵を投稿して見てもらったり」してきた。大学2年あたりまでは、「漫画とかイラスト、アニメを作ること一筋」。アニメを作る塾にも通ったという。

   ところが、「あまりにも将来性が見えず」夢を諦めた。「今まで絵を描くことが生き甲斐でしたが、諦めた時は結構、絶望的というか・・・楽しみが消えました」。これが「私なりの挫折経験」かもしれないというが、それ以来、スポーツなど多くのことにチャレンジし、「世界には、こんなにも楽しいことが、まだまだたくさんあることに気付いた」そうだ。

   苦労して頑張った様子が伺えるが、投稿者は、こうした一連の行動が、「ESや面接で聞かれて話せるような内容なんでしょうか?」と、不安がっている。「人事は、どのようにして問題解決をするのか見たい、とよく見聞きするので、問題解決ってほど凄いことをしていないのにどうなんだろ?」と思い、ネットに助言を求めた。

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