長時間労働に低賃金、休みが取れないなど、日本の企業について、最近は負の側面がクローズアップされることが多くなっている。
そんな現状を反映してか、「自分が働いている企業・業界を信頼しているか」という質問項目で、日本が信頼度「世界最低」となった調査結果がこのほど公表された。ネットでは、「やっぱり」と納得する声が多く寄せられている。
世界28か国中最低
この調査は、PR会社「エデルマン」日本法人「エデルマン・ジャパン」の「2016 エデルマン・トラストバロメーター」(第16回信頼度調査、2016年2月4日発表)。
「あなたがお勤めの会社および同じ業界に属する他の企業を、正しい行いをするという点において、あなたがどの程度信頼しているかをお答えください」(9段階で信頼度を評価)という質問で、日本の信頼度は40%で世界28か国中最低という結果に。
グローバル平均は65%、最も高かったのはメキシコの89%。他に、たとえばアメリカは64%、韓国は55%だった。(調査は15年10月13日から11月16日にかけて、28か国3万3000人以上を対象に実施)。
「40%もある方が驚きだがな」の声も
この調査結果に対し、ツイッターでは、
「やっぱりなという感想。雇用の流動性が低い上に同調圧力社会がこういう矛盾する感情を生むのだろう」
「労基法を守らない時点で信用出来んだろ、と。ブラック企業も野放しにされている以上、不信感は拭えないさ」
など、結果は「当たり前」との声が多く投稿されている。「40%もある方が驚きだがな」と、むしろ「高すぎる」と感じた人もいるようだ。
一方で、
「『信頼に足りるボーダーラインが高い』のかも」
「会社を信頼しない人間は会社から信頼されていないのでは・・・」
といった声もみられた。(MM)