昇給の額は「それほど問題ではない」 「やる気」高めるため有効なコトとは

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   ドイツのケルン大学の研究で、社員のやる気を高めるには昇給金額より回数が有効であることがわかった。ウォール・ストリート・ジャーナルが2016年2月23日、報じた。大学の図書館職員を対象とする調査で、同じ金額の昇給を2段階で受けるほうが、1回だけのときよりも、長期的にみて職員の成績がよかった。

すぐに昇給後の金額に慣れてしまう

金額は同じでも・・・
金額は同じでも・・・

   2人の同僚とともに報酬構造の違いについて実験したケルン大学のダーク・スリウカ教授(経済学)によると、社員はすぐに昇給後の金額に慣れるため、「昇給の額はそれほど問題ではない」と指摘。「きのうは多く思えたものが、きょうは普通に見える」と説明した。

   昇給を分割することで、1年間の昇給の合計金額が同じでも、昇給をありがたく思う回数が増える、としている。

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