新聞やテレビなど、「マスコミ業界」といえば、『ザ・男社会』のような印象をもつ方も多いでしょう。実際、そのような一面はあるのだと思います。
が、現場では、けっこう働く女性が多いもの。報道番組に呼んで頂くと、自分と同じくらいの年齢か、もっと年下の女性たちが、活躍しているのを目のあたりにします。そんな「マスコミ女子」の特徴とは?
関係者ほとんど全員が若い女性、の番組も
たとえば、ある地方局。女性を対象にした夕方の情報番組では、番組の企画から立案、アナウンサーまで、ほとんど全員が若い女性でした。ディレクターのお手伝いをするアシスタント・ディレクター(AD)や、番組収録のスケジュールやお金の管理、出演者のサポートをするアシスタント・プロデューサー(AP)も、多くが若い女性です。
そのときは、流行語にもなった「マウンティング女子」(それとない発言で、「自分の方があなたより上よ!」と誇示する女性)に関する企画。私は、いちゲストとしてお招きいただいたのですが、「マウンティング」に関する再現VTRでは、「あるある!」ネタが満載でした。
私と同世代の女性たちがこれを制作したのだと思うと、その力量に感服。もちろん、テレビ局の上層部は男性が多いのでしょうし、女性がメインで作っている番組が、それほど多いわけではないかもしれません。が、企画を監修したディレクター女子と話していると、不思議と元気が出たのです。