清潔ニッポンを代表するかのように、今や『朝シャン』は、中学生はおろか小学生にまで及んでいる。かつて、不潔、怠惰の代名詞であった男子独身寮においても『朝シャン』現象は浸透し、これをしなければ出勤もできないという若いビジネスパーソンが増えているそうである。
そんな「朝シャン」をめぐる、ある「事件」とその背景に潜むストレスとの関係を紹介したい。
シャワー室の中央にあったモノは・・・
A社の独身寮はすべて個室。だが、シャワー室は共同だった。多忙な朝のシャワーの時間帯は混雑を極め、改善要求が出ていた。
しかしある日、クサイ事件が発生した。B君が朝いちばんに、いつものように『朝シャン』をしにシャワー室へ入ると、中央に大きなトグロをまいた
寮での貴重な公共の場に発生したこの事件は、朝シャン族にとって多大な迷惑を及ぼす結果となった。
「『ウン』の主をさがせ!」ということになり、寮の管理人が聞き込みをして発見した。
ウン悪く発見された『主』は若手のイケメンC君であった。しかし、下半身の生理的事件であるだけに弁護する人も多く、はては大岡裁きのごとく不問に付すことになった。