「面倒から逃げない」就活生は強い その「面倒」とは何か
【シューカツ異種格闘技戦】

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

学生の「普通」と企業の「普通」は違う

   学生からすれば「普通」「大したことない」でも、企業によっては「普通でなくすごい」「大したことある」になります。あるいは、「普通だけどその普通さがいい」。

   ここまで学生に話すと、「じゃあ、どの企業が私の『普通さ』を買ってくれますか?」と聞いてきますが、そんなのわかるわけがありません。

   そんなの、パターンは無限にあるわけですし。

   ある企業が評価するものを別の企業は否定する、あるいはその逆、ということだって良くあります。

   確かなのは、学生が4年間、引きこもっているわけでない限り、「普通」を評価する企業がどこかはある、ということです。

   学生が自分の「普通さ」から逃げないこと、それが「面倒」です。そして、その具体的行動の一つが「JOBRASS登録」「リクナビのオープンES作成」なのです。

   両方できていれば、仮に学生の自己評価が低くてもそれだけで一歩先に行けます。

石渡嶺司(いしわたり・れいじ)
1975年生まれ。東洋大学社会学部卒業。2003年からライター・大学ジャーナリストとして活動、現在に至る。大学のオープンキャンパスには「高校の進路の関係者」、就職・採用関連では「報道関係者」と言い張り出没、小ネタを拾うのが趣味兼仕事。主な著書に『就活のバカヤロー』『就活のコノヤロー』(光文社)、『300円就活 面接編』(角川書店)など多数。
姉妹サイト