風邪でも会社を休めない――周囲でも時折耳にする話だし、テレビを見ていても何やら聞いたことがあるフレーズのような気も・・・
発熱したり風邪をひいたりした際、会社を休むのは「論外」なのか、それともむしろ休むべきなのか。そんな古くて新しいテーマが、今年もネットを賑わせている。
「インフルエンザじゃないなら出社すべし」
Q&Aサイト「Yahoo!知恵袋」に、
「熱が38度でも職場に行く事は良いことですか?休むことは周りに迷惑かけるし本当は甘っちょろい考えですか?」
という質問が投稿された(2016年1月28日)。
回答者からは、
「私なら、そういう状態で来られたらうつるかもしれないし迷惑なので、休んでもらいたいと思います」
「休む休む 早く回復して復帰して頑張る方が効率もいいですしね」
「休んで下さいな。無理は良く有りません」
など、休むことを推奨する声が多く上がった。しかし、正反対の考え方もある。
「自分なら行きます。38度なんて大したことないです」
「インフルエンザとかの伝染性のものでなければ、38度の熱で会社休むのは論外」
など、「休まない」「休むべきではない」派も少なくない。
「風邪くらいで・・・」という空気
もちろん風邪を引いてしまった時は万全な体調になるまで休み、復帰してから頑張るというのが理想的だが、「風邪くらいで・・・」という空気の職場ではなかなかそれも難しいかもしれない。
せめて熱だけは下げて出社したいという人のために、過去にQ&Aサイト「教えて!goo」で、「風邪の熱を一晩で下げる方法」が話し合われていた(2011年1月26日トピック作成)。
自身はうまくいったという体験談として、
いわゆるビタミンCの錠剤を牛乳と一緒に飲んだり、スポーツドリンクを多めに飲んでから寝る、といった事例を報告する人もいた。中には、「猟師」だというユーザーから、「鹿の肉を熱のある部分に貼ってください。おでこ、四肢の大腿部など、熱が取れます」
と、かなり独特な方法も投稿されている。
もちろん、早めに病院に行く、という選択肢もある。2016年1月の最後の1週間で、医療機関を受診したインフルエンザ患者の推計は、今シーズン初めて100万人を超えた(107万人)。その高熱が「ただの風邪」ではない可能性も十分ある。いずれにせよ、早めの対処でお大事に。(MM)