アルバイトをめぐる労働トラブルの「お悩み」を、コントで笑いながら解消(笑)しよう――こんな動画を東京都が作成し、2016年2月3日に公開を始めた。
無理なシフトを頼まれたり、塾の授業準備がタダ働きだったり。そんな「ありがちな事例」を、東京大学お笑いサークル「笑論法」がコント仕立てで紹介。その後、弁護士が労働法上のルールの解説や、解決に向けたアドバイスを行っている。
店長が「シフトに入るか、店を辞めるか」
東京都労働相談情報センターのサイトで公開されたのは、「知らないと損する労働法II バイトの悩み『解笑』セミナー」。「シフトの強制・解雇編」(約5分)など3編の新しい動画を見ることができる。
「シフト~」編では、他の予定が入っていて「(急に指定された)シフトには入れない」と訴えている男性アルバイトに対し、店長が「シフトに入るか、店を辞めるか」と迫る。バイトと店長の2人のやりとりの後、弁護士が登場。シフト入りを断った際、会社や店側が解雇など不利益なことを示して脅してきても、「こうしたことは許されない」と指摘、「勇気を持って断ることが大事です」と助言する。ほかに、「自爆営業・給料天引編」と、塾を舞台にした「コマ給・給料未払い編」がある。
同センターは今回の動画について、学校の授業や職場研修などで活用してほしい、としている。