プロ野球の若手選手に引退後の進路を聞いたところ、「一般企業の会社員」を希望した選手が63%にのぼったことが、日本野球機構(NPB)の「セカンドキャリアに関するアンケート」でわかった。NPBが2016年1月26日、発表した。引退後の希望進路(「やってみたい」と「興味がある」進路の合計)で、「一般企業の会社員」は前回(14年)の7位から3位に急浮上した。
トップは9年連続で...
トップは9年連続で「高校野球の指導者」(72%)。2位は「大学・社会人野球の指導者」(64%)、4位は「スカウト・スコアラーなど」(59%)だった。「プロ野球監督・コーチ」は58%の5位で、前年の3位から後退した。
また、「引退後に不安を感じている選手」は72.7%で、前年よりも3.4ポイント増えた。不安要素には、「収入」(44.5%)や「進路」(43.8%)、「やりがいの喪失」(8.7%)があがった。
アンケートは9回目。15年10月に宮崎県でのフェニックスリーグに参加した、12球団の若手選手238人に行った。平均年齢は23.7歳で、平均年俸は約900万円。24%が既婚者だった。