ニュースキャスターに学ぶ 「聞く力」の磨き方

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   報道番組のキャスターの変更が相次ぎ行われますが、そのなかでも古舘伊知郎氏の「報道ステーション」降板に関する注目度が一番かもしれません。官邸との問題とか、理由に関して詮索する話を耳にします。当方は、この降板ニュースを耳にして違ったことに想いを巡らせてしまいました。それは

「(前身番組の)『ニュースステーション』は面白かったな...その理由はキャスターの聞く力かもしれない」

ということ。

久米氏と古舘氏の違い

キャスターと「聞く力」の関係とは
キャスターと「聞く力」の関係とは

   古館氏の前に報道番組をリードしてきた、久米宏氏のキャスター力です。久米氏は、古館氏と比べると違うタイプで聞き上手なキャスター。「それは違うでしょ、話上手な人の間違いでは?」と言われる方もいるでしょうか、(私見ながら)辛辣な意見を言っているだけでなく、ゲストの意見を十分に聞いていたのが印象的でした。


(報道ステーションの)古賀(茂明)氏降板問題でも、「僕が司会なら最後まで聞いた」とコメントしていたのが印象的でした。番組に出演しているゲストも、キャスターが「聞き役」として十分に聞いてくれることで、相手との信頼関係は大いに高まります。ゆえに、厳しいやりとりをしていても、久米氏が番組キャスターしていたときには「対立関係」に見えなかったことを覚えています。
高城幸司(たかぎ・こうじ)
1964年生まれ。リクルートに入社し、通信・ネット関連の営業で6年間トップセールス賞を受賞。その後、日本初の独立起業専門誌「アントレ」を創刊、編集長を務める。2005年に「マネジメント強化を支援する企業」セレブレインの代表取締役社長に就任。近著に『ダメ部下を再生させる上司の技術』(マガジンハウス)、『稼げる人、稼げない人』(PHP新書)。
「高城幸司の社長ブログ」
株式会社セレブレイン
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