百貨店大手の三越伊勢丹ホールディングスは、売り場の販売員に対して、売り上げに応じた成果報酬を設ける新制度を2016年4月にも開始する方針を固めたと、2月1日付の朝日新聞が報じた。基準より多く売った販売員の給与に報酬を上乗せするもので、報酬額は最高で年100万円ほどと報じている。
「決定している事実はありません」
これに対して、同社は「決定している事実はありません」とのコメントを発表。「組合との交渉にも、まだ入っていない」という。
報道によると、基準を下回っても減給はせず、報酬分は純増となる。百貨店では、売り場によって単価や売り上げなどが大きく異なるため、販売環境に応じて基準額などの条件を変え、不平等にならないよう配慮する。初年度は、東京都内の伊勢丹新宿本店、日本橋三越本店、三越銀座店の旗艦3店舗で開始するとしている。