日本は「便利だけど、なんか疲れる」 「脳みそ使いすぎ」社会のせい?
【アジア海外就職】

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   21世紀になり、ひとつ言われているのが、「これから機械に仕事を奪われるのではないか?」ということです。

   確かに、昭和の仕事場と比べると、すでに多くの仕事が機械に奪われているな、というのがわかります。

   例えば、昔は会社に宛名などの字を書くのを仕事にしていた人がいました。この人たちは、ほかの事は考えず、来る日も来る日も宛名を書き続けることで給料がもらえたのです。

「昭和」にくらべ、複雑になった仕事

なんか疲れる・・・
なんか疲れる・・・

   しかし、この仕事は、すべてPCに持っていかれています。PCで文面を作り、ボタンをひとつ押すだけで、きれいに印刷された紙がでてきます。そもそも、宛名を紙に書く必要もなく、多くの情報はe-mailで瞬時に地球の裏側まで届きます。

   このように、今では考えられないような仕事が普通にあったのが昭和の時代です。 そして、このような仕事が機械に奪われたために、人間の労働者の仕事は複雑になりました。

   営業職の人は、PCが来るまでは、宛名の一覧を作って、宛名書きの人に渡せば、あとは宛名書きの人が宛名を書いて、郵便番号が足りなければ調べて、宛先が部署や会社なら「様」ではなく「御中」を付けて、切手の値段を調べて、などということをしてくれました。

   しかし、残念ながらPCとプリンタはここまで賢くないので、様か御中かを選ぶといったことは、自分でやらなくてはいけません。

森山たつを
海外就職研究家。米系IT企業に7年、日系大手製造業に2年勤務後、ビジネスクラスで1年間世界一周の旅に出る。帰国して日系IT企業で2年勤務後、アジア7か国で就職活動をした経験から「アジア海外就職」を多くの人と伝えている。著書に「アジア転職読本」(翔泳社)「はじめてのアジア海外就職」(さんこう社)がある。また、電子書籍「ビジネスクラスのバックパッカー もりぞお世界一周紀行」を連続刊行中。ツイッター @mota2008Google+、ブログ「もりぞお海外研究所
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