実は恐ろしい「いい加減」な採用担当 本当は「計算された狙い」アリ
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実はわざとの「いい加減」

   ざわつく中、グループディスカッションが始まりましたが、さらに20分後。

「すみません、時間、1時間とお伝えしましたが45分でした。そのつもりで」

   会議室がさらに不愉快そうなざわつきに包まれたのは、言うまでもありません。

   では、この企業は、いい加減な企業なのでしょうか?

   実はそうではありませんでした。

   テーマ設定も時間の途中変更もすべて織り込み済み。急に変わることで、どのような反応を示すか見るためです。

石渡嶺司(いしわたり・れいじ)
1975年生まれ。東洋大学社会学部卒業。2003年からライター・大学ジャーナリストとして活動、現在に至る。大学のオープンキャンパスには「高校の進路の関係者」、就職・採用関連では「報道関係者」と言い張り出没、小ネタを拾うのが趣味兼仕事。主な著書に『就活のバカヤロー』『就活のコノヤロー』(光文社)、『300円就活 面接編』(角川書店)など多数。
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