会社のキーボード「自腹で購入」 それでも怒ってない理由

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   文房具や事務用品、作業服やユニフォームなど、仕事には様々なものが必要になってくる。

   備品や支給品として用意している職場が多いだろうが、自腹で購入しているという人も少なからずいる。会社が用意してくれないので仕方なくという人から、意外にも積極的に自腹を切っている人まで、様々なケースがあるようだ。

「個人で使うものくらいこだわりたい」

どんなものに自腹切る?
どんなものに自腹切る?

   Q&Aサイト「発言小町」に、

「会社勤めだと、仕事に必要なものでも自腹(身銭)を切って、買ったりすることがあると思います。皆さんはいくらぐらい自腹を切っていますか?また、自腹を切ることをどう思いますか?(中略)どんなものを自腹を切って購入なさっていますか?」

と質問するトピックが立てられている(2016年1月6日)。

   回答者からは、

「会社の費用で買う文房具は私には合わないというか、こだわりがあるため基本的に自腹です。気持ちよく仕事をするための必要経費と割り切ってます。マウスやキーボードまで自腹を切ることを惜しまない残念な私です」
「私は自腹でも全然構いません。個人で使うものくらいこだわって、いいもの使いたいですし、全部会社のロゴ入りの文房具はちょっと恥ずかしい」
「命じられて私費を投じろと言われれば断固拒否しますが、自分が好きで投じる限り問題ありません」

などと書き込まれていて、意外と「積極的に自腹を切っている」という人が多いようだ。

労働基準法では・・・

   一方で、

「夫の会社は一部上場の大企業ですが、消しゴム一つも買ってくれません。数日前、ボールペンを5本購入。文具だけで毎月1000円は自腹ですね」
「教員でした。専任の時は、経費が出ましたが、退職後に行った学校ではボールペン以外自腹です。(中略)結局、自腹経費>給料ということになり、ばかばかしくて辞めました」

と、やはり「仕方なく」「イヤイヤ」自腹を切っている例も寄せられている。

   ちなみに労働基準法第89条では、「労働者に食費、作業用品その他の負担をさせる定めをする場合においては、これに関する事項」について、常時10人以上の労働者を使用する使用者は、「就業規則を作成し、行政官庁に届け出なければならない」と定められている。備品などにイヤイヤ自腹を切っているという人は、就業規則を確認してみてもよさそうだ。(MM)

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