「どこでもドア」1000万円は超安い? 人生をかえる「想像力」の磨き方

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「世界」の前提が変わる

   さらにいうと、金庫なども意味がなくなりますので所有権というものもかなりあいまいになります。物体は盗まれることが前提の世界になるわけです。

   また、いたずらで使う程度ならかわいいですが、ホワイトハウスに移動して大統領暗殺なんて事も朝飯前ですので、アンチどこでもドアフィールドが開発され、地球全体をそれで覆って、一部の公共空間だけどこでもドアが使えるようにしないと、使用を許可することはできないでしょう。

   また、深海に繋いでしまったら、どこでもドアから水が押し寄せてきて地上が水浸しになりますし、宇宙に繋いでしまったら、空気が宇宙空間に放出されて人類が滅亡します(?)。なかなかやっかいな代物です。どこでもドア。

   こんな風に無限に想像が広がるどこでもドアを、自身の通勤や海外旅行にしか当てはめられないのはちょっと残念だなと思ってしまうわけです。

森山たつを
海外就職研究家。米系IT企業に7年、日系大手製造業に2年勤務後、ビジネスクラスで1年間世界一周の旅に出る。帰国して日系IT企業で2年勤務後、アジア7か国で就職活動をした経験から「アジア海外就職」を多くの人と伝えている。著書に「アジア転職読本」(翔泳社)「はじめてのアジア海外就職」(さんこう社)がある。また、電子書籍「ビジネスクラスのバックパッカー もりぞお世界一周紀行」を連続刊行中。ツイッター @mota2008Google+、ブログ「もりぞお海外研究所
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