東京オリンピックは日本を救わない 「じり貧」状況下の個人サバイバル法

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個人がとれる選択肢はたくさんある

   近年、貧富の差が開いた、貧困問題が出てきたという問題も、「スーパー金持ちだから、貧しい人も豊かな生活を送ってもらうことができた」から「お金がなくなったから助けきれなくなった」というのが現状だと思います。

   そして、日本はこれから少子高齢化がさらに加速していきます。

   20-64歳の「税金を払う人」が減り、65歳以上の「年金をもらう人」が増えるなかで、経済的に豊かになるというのは非常に難しいわけです。はっきりいって、Cool Japanとかおもてなしとか東京オリンピックでどうにかなるレベルではありません。

   年明けそうそう、非常に救いのない内容なのですが、おめでたい雰囲気の中、改めて自分たちの置かれている現状を分析してみるのもいいかなと思います。

   そして、「今はそこそこ豊かだけど、なにもしないとだんだん貧しくなっていく国」で、これからどうやって生きていくか、をしっかり考えて行くことをおすすめします。

   大丈夫。今は、そこそこ豊かなので、個人がとれる選択肢はたくさんありますよ!(森山たつを)

森山たつを
海外就職研究家。米系IT企業に7年、日系大手製造業に2年勤務後、ビジネスクラスで1年間世界一周の旅に出る。帰国して日系IT企業で2年勤務後、アジア7か国で就職活動をした経験から「アジア海外就職」を多くの人と伝えている。著書に「アジア転職読本」(翔泳社)「はじめてのアジア海外就職」(さんこう社)がある。また、電子書籍「ビジネスクラスのバックパッカー もりぞお世界一周紀行」を連続刊行中。ツイッター @mota2008Google+、ブログ「もりぞお海外研究所
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