逆に「あほう鳥上司」がやる気を下げる
メンタルヘルスの時代、職場のリーダーに求められているのが「傾聴力」です。
しかし、「あくび、ほう杖、腕(うで)を組み、時(と)計を見る、リズムを刻む(貧乏ゆする等)」をするリーダーに相談するのは躊躇しますね。私は部下のやる気を下げてしまうこうした態度をとる上司を「あほう鳥(とり)上司」と呼んでいます。
じゃあ、形だけ「あほう鳥上司」から「ヤキトリ上司」になれば職場のメンタルヘルスに良いのか?ということになります。
これだけではだめなのです。実際の居酒屋のヤキトリには、「串」がありますね。ヤキトリ上司の「串」は「志」です。何のために働くかという「ミッション」が1本貫いていないとだめなのです。
似ているリーダーシップに「サーバント・リーダーシップ」があります。アメリカのグリーンリークが1970年に提唱した「リーダーである人は、まず相手に奉仕し、その後相手を導くものである」という。
「サーバント・リーダーシップ」も「ヤキトリ上司」も、これからのストレスチェック時代には、不可欠なリーダーシップになるような気がします。(佐藤隆)