「欧米かっ!」とツッコまれない 日本流マナー「年始」編

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   明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

   皆様、お正月はいかがお過ごしでしたか?仕事始めから2~3日で、まだまだお正月気分が抜けていない、という方も多いのではないでしょうか。

   今週、来週は年始の挨拶回りや賀詞交歓会、会社や仲間との新年会に参加される方も多そうですね。さて、新年第1弾となる今回のテーマは、帽子についてです。なぜ帽子?と思うかもしれませんが、TPOに応じて帽子の着脱をしないとマナー違反と思われることがあります。男女別にまとめてみましたので参考にしてください。

帽子のマナーは、年代により大きく認識が異なる

新年挨拶回りで気をつけたいコト
新年挨拶回りで気をつけたいコト

<男性編>各種パーティー、賀詞交換会、企業(取引先)訪問など、オフィシャルな場面では帽子を脱ぎます。コートを脱ぐのと同じ感覚ですね。

   「室内では帽子を脱ぐ」で覚えておくと安心です。また、屋外でも目上の方と挨拶するような場面では帽子を取りましょう。逆に帽子を脱がなくてもOKなのは、プライベートの外出で、カジュアルなカフェでお茶という場合。昔は「食事の際には帽子を脱ぎなさい」と言われましたが、最近はファッションの一部として許されるケースが増えました。どこまでがカジュアルかは個人の価値観によりますが、レストランなどの場合は脱いでおいたほうが無難でしょう。

<女性編>女性の場合、欧米ではファッションの一部として、どのような場面でも脱がなくて良いとされています。しかし、日本では違和感を覚える方もいるのは事実。もともと帽子は欧米の文化で、それが日本に入ってきた時に「帽子は外で被るもの」という認識になったわけです。欧米のマナーと日本のマナーが入り混じって、よく分からなくなってしまっているのですね。特に帽子のマナーは、年代により大きく認識が異なります。

   若い方には「いいんじゃない」と思えることでも、年配の方には「非常識」に見えるのです。そこで、ホテルやレストランでのパーティーなどでは脱がなくても構いませんが、個人のお宅へ伺う際や目上の方、年上の方が同席するような場面では脱ぎましょう。帽子を脱ぐとヘアスタイルが乱れて脱ぎたくない時もありますが、好印象を与えるためにも上手に帽子の使い分けをしましょう。(篠原あかね)

篠原あかね(しのはら・あかね)
リクルートにて企業研修アシスタント、金融機関等での役員秘書を経てビジネスマナー講師として活動。2011年よりスマートコミュニケーションズ代表。ビジネスマナー、コミュニケーション、CS向上等の企業研修のほか、自身の宴会幹事経験をもとに「愛される宴会部長セミナー」も主催。著書に『宴会を制する幹事は仕事も制す。』『マンガ 黄金の接待』(監修)などがある。お客様や社内で愛されキャラになるコツを悩める社会人へ発信中。
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