三菱東京UFJ銀行は廃止していた制服を5年ぶりに復活させ、2016年1月4日から気持ちを新たに、業務を開始した。同行は16年、発足10年を迎える。これを機に、行員のプロ意識の向上と来店客の安心感を高めるのが狙い。男女で約1万6000人の行員が着用する。
襟元リボンにシンボルマーク
コンセプトは、「信頼感」「清潔感」「親しみやすさ」。女性行員の制服は、窓口係は信頼感ある落ち着いたネイビーを採用。ロビー用は来店客が話しかけやすいよう、グレーを基調に優しい雰囲気にした。また、襟元のリボンには持ち株会社である三菱UFJフィナンシャル・グループの英語の略称である「MUFG」のシンボルマークと文字をアレンジした。
男性用は黒字のジャケットと灰色のパンツで、これまでに比べて軽量で汗を吸いやすい生地を使った。ネクタイはコーポレートカラーの赤をメインに、シンボルマークを織り出した。
同行は2006年に旧東京三菱銀行と旧UFJ銀行が合併した際に行内融和を図る目的で制服を採り入れたが、2011年12月に個性の尊重や経費削減から廃止していた。