今日は何だかお腹の調子が悪い。仕事中トイレに立って戻ってきてもまたすぐ行きたくなったり、なかなかトイレから出られなかったり――こんな経験をしたことのあるビジネスパーソンも少なくないのでは。
この「仕事中のトイレ」、就業時間に含められることに不満を持っている人もいるようだ。トイレは休憩時間の範囲で済ませるべきなのか、はたまた生理現象だから仕方ないのか?
1時間に1回トイレ・・・多くない?
Q&Aサイト「テルミー」に、「トイレは基本休憩中に済ませるべき」とする投稿が寄せられた(2015年11月24日)。
投稿者は
「年齢重ねるとおトイレは近くなるのは仕方ないですし、学校みたいに休憩時間が1時間に1回あるわけじゃないので、仕事中に行かないのは無理ってわかっています」
と前置きしつつ、同じ職場の派遣社員が1時間に1回、あと5分で昼休憩というタイミングでも、トイレなどに行くのに席を外すことを快く思っていないという。
さらに、投稿者の職場では各自で15時の休憩を10分間取れるそうだが、その人物はトイレへ行ったあとにその休憩を取る、というのも気に入らないようだ。
「細かいと思われるのは承知ですが...。おトイレは仕事のうちと思ってる人多いのかな?」
と投げかけている。
「トイレくらい好きに行こうよ!」
回答者からは、「主さんのお考えが正しいと思います」「わかるわかる!」と、投稿者への賛同も寄せられたが、
「お手洗いは自然現象だからなー。 気にならないなー」
「考えたこともない。トイレくらい好きに行こうよ!」
など、「自由に行ってよし」とする声が多い。
「私も休憩外にお手洗い行っちゃいます 腸炎もちでお腹が弱くて、下痢体質なので...」
「トイレは 許して欲しいです。私は体調により 近かったり 3時間ぐらいはもったり 日によってまちまちなのですが 風邪薬や痛み止めを飲むと 10分に1回が1時間程続きます」
と、体調の問題で自身も頻繁にトイレに立っているという書き込みも。
「1時間に10分休憩を取るという派遣の規則があるのでは」と指摘する声もあり、派遣社員の肩を持つ人が多い。
専門家の視点では
法律ポータルサイト「弁護士ドットコム」では、「勤務中のトイレ時間は休憩時間に入るのか」という質問に対し、「弁護士A」氏が、休憩時間は、
「単に作業に従事しない手待時間を含まず労働者が権利として労働から離れることを保障されている時間」
を言うとして、「勤務中トイレに行った時間を休憩ということはできないと思われます」との回答を寄せている(2009年11月)。一方で、トイレへ行く頻度や時間が「常識の範囲内」かどうか、に目を向けることを促す弁護士見解もあった。(MM)