働く女性の脱力「聖夜」事情 クリスマスがSNSのせいで激変!?

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SNSの普及で変わった

   筆者の周りの働く女性たち(20代)に聞いてみると、「クリスマスは仕事だけ」とか、「彼氏はいるけど、互いに転勤地にいるから、クリスマスにかぎらず、会えるときに会う」という人が結構います。「クリスマスは年末の繁忙期で、それどころではない」、「どこの店に行ってもカップルばかりで、かえって居心地が悪い」という女性も、少なくありません。

   全体的に若い層ほど、「クリスマスなど、イベントの過ごし方にはこだわらない」人が多い気がします。こうした風潮には、SNSの普及も影響しているのではないでしょうか。最近、さまざまな職業のアラサー独身女性にインタビューしたのですが、「イベントだからといって恋人とはしゃぐのは、ちょっと・・・。ましてや、その様子をFacebookにアップして自慢だと思われたくない。友だちには既婚者も増えてきて、ネット上の『マウンティング』のようになるのも面倒。見ていて虚しいので、SNS自体を見なくなった」という女性が、目立ちました。

   SNSの登場で、人目を気にする人が増えた結果、クリスマスはかえって「気まずい」イベントになった・・・そんな気がするのですが、みなさんはいかがでしょうか。(北条かや)

北条かや(ほうじょう・かや)

1986年、金沢生まれ。京都大学大学院文学研究科修了。著書に『本当は結婚したくないのだ症候群』『整形した女は幸せになっているのか』『キャバ嬢の社会学』。ウェブ媒体等にコラム、ニュース記事を多数、執筆。TOKYO MX「モーニングCROSS」、NHK「新世代が解く!ニッポンのジレンマ」(2015年1月放送)などへ出演。
【Twitter】@kaya_hojo
【ブログ】コスプレで女やってますけど
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