実は恐ろしい、忘年会後の「ケチナノミヤ」 メンタル不調との関係とは

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オススメの「ミルク晩酌法」とは

   ストレスとアルコール摂取量は、相関がみられます。多忙になれば、ついお酒を飲むことが習慣になります。特に、睡眠のための「寝酒」については注意が必要です。人によっては必ずしも効果的とは言えず、また常用は依存を形成するリスクも高いのです。


   そこで私は、「ミルク晩酌法」を勧奨しています。北欧で寝る前に飲むナイトミルク(快眠効果があるといわれている)にならい、お銚子に少量(30cc位)のミルクだけを入れて人肌に燗をして、30分かけてお猪口で晩酌をする方法です。快眠の生理学的効能はわかりませんが、寝る前の静かなひと時は、脳の興奮を抑え心身の緊張を解きほぐしてくれます。


   こちらの方はアルコール依存にもならず、「ケチナノミヤ」にも行かせません。(佐藤隆)

佐藤隆(さとう・たかし)
現在、「総合心理教育研究所」主宰。グロービス経営大学院教授。カナダストレス研究所研究員。臨床心理学や精神保健学などを専攻。これまでに、東海大学短期大学部の学科長などを務め、学術活動だけでなく、多数の企業の管理職向け研修にも携わる。著書に『ストレスと上手につき合う法』『職場のメンタルヘルス実践ガイド』など多数。
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