営業未経験者が「伝説の成約」に成功した理由

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   ITが普及した現代では営業手法が変わってきています。


   HPを活用したり、SNSで宣伝をして問い合わせを受けたりするような営業を行っている会社が多いのではないでしょうか。


   新規開拓で飛び込み営業をするのは非効率だし、なかなか上手くいかないので精神的にも疲れると思います。新入社員として入社して、上司から「飛び込み100件やってこい」とか言われたら、すぐに辞めてしまう社員もいるのではないでしょうか。


   新入社員に限らず、営業未経験で入ってきた中途入社の社員でも耐えられずに辞めてしまうかもしれません。

もともと工場でライン作業をやっていた

ダメ元で行ってみるか
ダメ元で行ってみるか

   このように、飛び込み営業はなるべくやりたくないという人が多い営業手段だと思いますが、商業施設の装飾、施工を行っている会社で営業をやっているAさんは、飛び込みで顧客を増やしてきました。


   Aさんはもともと工場でライン作業をやっていましたが、転職して今の会社に入社して 初めて営業をやったそうです。


   営業未経験なので会社としては任せる得意先がなく、Aさんの売上成績は低調で鳴かず飛ばずの時期が続きました。Aさんは30代前半で、既に結婚していて子供もいるので、嫌だからといって辞めて転職するにはいきません。Aさんの上司は「一緒に飛び込み営業をやってみるか?」と声をかけ、


   Aさんは「自分の売上成績を伸ばすには会社の既存客をあてにするのではなく、自分の客をつかんでいくしかない」と思い、飛び込み営業をすることになったそうです。


   営業未経験のAさんは、飛び込み営業をしてもなかなか上手くいかず門前払いの日が続きました。そんなAさんにも転機がやってきます。

野崎大輔(のざき・だいすけ)

大学卒業後に無職、離職を繰り返し社労士として独立し、企業の労使トラブルの解決に奔走する。2013 年7 月に自律型人材育成専門コンサルティングを行うデストロイ・ジャパン株式会社の創業メンバーに加わり、専務取締役に就任。社員が自発的に行動する組織作りに注力している。単著に『できコツ 凡人ができるヤツと思い込まれる50の行動戦略』(講談社)、共著に『黒い社労士と白い心理士が教える 問題社員50の対処術』がある。
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