きっかけは間違い電話
同司令部が本サイト「NORAD Tracks Santa」を制作することになったきっかけは、コロラド州にある大手スーパーのシアーズが子ども向けにサンタクロース・ホットラインを開設したとき、その広告に誤って当時の司令長官席の電話番号を載せてしまったという珍事。
当時子どもからの電話を受けたハリー・シャウプ大佐は、粋なことに「レーダーで調べた結果、サンタが北極から南に向かった形跡がある」と回答。いまではクリスマスシーズンになると、多くの企業や軍事スタッフ、民間人職員らがボランティアでこの行事を盛り上げる。
今(2015)年は、検索大手のグーグルもサンタを追跡するサイトを公開し、クリスマスへのカウントダウンを盛り上げている。サンタが登場するゲームやムービー、クリスマスソングを再生できたりとデジタルネイティブな子どもたちも楽しめそうだ。
同サイトではさらに、「学ぶ」「見る」「遊ぶ」などのカテゴリーに分かれたいろんなアプリを毎日公開。来年からは日本でも、「サンタ追跡サイト」が季節の恒例行事になるかもしれない。(執筆:赤江龍介 編集協力:岡徳之)