「働く人の心理的負荷を増やす」ことの無いように
それは「ストレス」も「ゆうれい」も見えないからです。「ある」という人にはあって、「ない」っていう人にはないのです。特に「心理的負荷」というのは、客観的把握が難しい領域です。だからアンケートによって聞いているのです。
そして検査結果を見て「自分で気づく」ということなのです。
私は高血圧者ではないといっても、血圧計により客観的に判別されます。ストレスチェックは、アンケート方式という主観的な記入によります。誰がみても元気なのに「ストレスだらけだ」という人もいるかもしれません。
だからこそ、正しいストレスの知識を身に着け、チェックの結果を、病気の未然防止と、働きやすい職場環境の改善に結び付けましょう。間違っても「心理的負荷の程度を把握する検査」が、「働く人の心理的負荷を増やす」ことの無いように、実施しましょうね。(佐藤隆)