忘年会シーズンに入り、さまざまな宴会に顔を出している人も多いだろう。職場の仲間同士や接待組、久々に集まる学生時代の会合などなど。
そんな中、かなり年の離れた友人らしき仲間で楽しんでいる場を見かけることもある。雰囲気から、営業担当とお得意様、というわけではなさそうだ。あるウェブ調査では、年の離れた友人がいる人の方が、「肉食系」で、「出世している」傾向にあるそうだが、果たして実態は・・・?
「10歳以上年の離れた友人がいる」が3割
ニュースサイト、しらべぇが今(2015)年9月、全国20~60代の男女1400人に対し、ウェブアンケートを行ったところ、全体の3割(34.1%)が、「10歳以上年の離れた友人がいる」と回答した。しかも、年の離れた友人がいる人の方が、「肉食系」で、「出世している」傾向にあるとのこと。記事「10歳以上『年の離れた友人』がいると年収が上がる? その理由も判明」、によると、10歳以上年の離れた友人がいる割合は、年代が上がるにつれて高くなる。
最も低いのは「20代」(21.6%)、次いで「30代」(32.9%)、「40代」(35.6%)、「50代」(38.4%)、最も高いのは「60代」(41.3%)だった。20代が最も低いが、男女別に見ると、「10歳以上年の離れた友人がいる」割合は、男性で17.3%だったのに対し、女性では25.7%と、8ポイントの差がついた。理由は分からないが、女性特有のコミュニケーション力の高さゆえ、かもしれない、と、記事では解説している。
肉食系が過半数
さらに、「10歳以上年の離れた友人がいる」人は、「肉食系である」と答えた割合が50.1%と、そうでない人(28.9%)に比べて20ポイント以上も高く、「出世している」割合も54.7%で、そうでない人(30.8%)より、同じく20ポイント高かった。出世している割合が高いのは、年齢とも関係しているかもしれないが、「肉食系」とは興味深い結果だ。
ツイッターをみると、「大学出て地元に戻った→就活しまくるも仕事がなさ過ぎ→調理師学校通い、手に職しなきゃとあたふた。自分に調理師は向いてなかったけど、少し年の離れた友人が増えたのは、かけがえのない財産かな( ´ ▽ ` )」とか、「趣味の社会人サークルはいろんな分野の人が居て面白い」「人間関係も幅広くなる」など、ポジティブなつぶやきが目立つ。
「外部からの刺激が重要」
若手にとっては、年上の知り合いが「頼りになる」側面もあるようだ。ツイッターを見ると、「昨日は一回り年上の友人と火鍋をつつきながら、語り合った。やはり外部刺激が重要なんだなあ」とか、「今日、初めて年上の友人の前で泣いた。大きな心で私を叱ってくれた。余裕を持てと・・・。 行き詰まっていた自分に気付いた。スイマセンでした、と頭を下げて泣いた・・・」など、経験豊富な先輩に助けてもらっているらしき人も、結構いるようだ。「年上の友人欲しいって思う。自分より人生経験あるしね」との声もあった。
「最近すてきなお姐さん友達が増えてて、とてもとても嬉しすぎる。年上の友人は凄い人ばっかり!」と、見識を深める人もいれば、「年の離れた友人様にケーキご馳走になったんだにゃ~」と、ちゃっかりしている人も。なにかとお得なことが、増えるのかもしれない。「お金無い時にご飯くれてた年上の友人方には感謝しきれない(´・ω・ `)」という人もいる。
一方、「10近く年上の友人が言う、『人生は素晴らしい。人生は良いものだ』。その言葉の本当の意味はまだ分からないままだ・・・」と、神妙そうにつぶやく人もいた。(KH)