面接なんて「話、盛ればいいから大丈夫」 そんな就活生はバレバレです

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下手に話を「盛る」と逆効果

   例えば「英語が話せる人材が欲しい」ということで、「English Speaker」の店員募集を求人用の有料掲示板に掲示すると、1日で20通くらいの英文履歴書が送られてきます(飲食店の人材採用難の日本とは大違いですね)。

   その英文履歴書をきちんと読んで、10人くらいを選んで面接するのですが、挨拶のあと「Please introduce yourself (では自己紹介をお願いします)」といった瞬間、フリーズしてしまう人が多数出てきます。どうやら、彼らは英語がまったくわからないようです。

   じゃあ、この理路整然とキッチリ書かれた英文履歴書は誰が書いたんだよ!と思うのですが、後日、研修生が印刷屋に行った時に、印刷屋のオペレーターが他人の英文履歴書を代筆している所を見て、大いに納得することになるのです。

   そんな状況下でも、それでも英語が話せる人にこんな質問をして、こんな答えが返ってきて、ここを評価して雇ってみたら、こんな働き方をしてくれました――みたいな話をすると、面接官は喜びます。

   話としても面白いですし、面接の中で質問した内容や、評価の基準などからあなたがどんな考え方をする人なのかを垣間見ることができるので、評価することが可能になるからです。

   つまり、天才的に話を作るのが上手い人や、空気を読むのが上手い人以外は、下手に話を「盛る」と逆効果になります。だから、自分で体験したことをそのまま話すのがいいのです。

   そして、大学生が学生時代にやっておくことは、人に話して面白いと思われるような体験をたくさんしておくことです。その経験が、ビジネスにつながっていればより良いです。

   下手に小細工を弄するよりも、自分で身体を動かして、経験を積む。就活が心配な大学生は、思い切っていろんなことにトライしてみて下さい。(森山たつを)


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森山たつを
海外就職研究家。米系IT企業に7年、日系大手製造業に2年勤務後、ビジネスクラスで1年間世界一周の旅に出る。帰国して日系IT企業で2年勤務後、アジア7か国で就職活動をした経験から「アジア海外就職」を多くの人と伝えている。著書に「アジア転職読本」(翔泳社)「はじめてのアジア海外就職」(さんこう社)がある。また、電子書籍「ビジネスクラスのバックパッカー もりぞお世界一周紀行」を連続刊行中。ツイッター @mota2008Google+、ブログ「もりぞお海外研究所
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