農業に携わる、農業就労人口に歯止めがかからない。農林水産省が2015年11月27日に発表した「農林業センサス 2015」(速報値)によると、日本の農業就業人口は、前回調査(2010年)から51万6000人、19.8%減少して209万人になった。
平均年齢は上昇、66.3歳に
農業就業人口は1985年には542万人いたが、30年間で6割減り、200万人割れが目前に迫った。
平均年齢も5年前より0.5歳上がり、66.3歳となった。年齢別の内訳でも65歳以上が64%を占める一方、39歳以下は7%もいない。5年前と比べると70~74歳と75~79歳の落ち込みが激しい。若い農家を増やすしかないが、15~29歳の農業就業人口は6万3000人と5年前より2万6000人減った。